前回に引き続き、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)について語っていきたいと思います。
今回は、SNSでありながら写真アプリのイメージが強いサービスを中心にご紹介します。
スマートフォンの普及は写真の概念を完全に変えてしまいました。
今までは、撮って、印刷して、皆で見る。焼き増ししてシェアするという流れが、 今は、撮って、加工して、シェアする。
日常をね! って感じで使われるケースが多いのではないでしょうか?
今のプリクラ世代で育っている人達にとっては、デコることは当たり前。
そんな今の人達に刺さっているサービス達です。

Instagram は2010年10月にiPhoneアプリとしてリリースされたサービスです。
2012年にFacebookに10億ドルで買収され、現在に至ります。
機能としては写真に加え動画のアップロードやストーリー機能の追加など改良が加えられています。
世界では、月間アクティブユーザーが6億人!国内でも3300万人が利用しています。
人気の秘密は、手軽に写真をオシャレに加工できるフィルターが充実していた点もありますが、 写真を全て正方形で扱うという仕様であった点も大きいと思います。
若い利用者は、Instagramを検索のツールとしても利用しており、オシャレの参考や、イケてるお店探しに利用しています。
また、若い利用者をコアターゲットとしている為UI(ユーザーインターフェイス)もシンプルなデザインとなっている点がおじさん世代にはとっつきにくいところじゃないでしょうか?
もちろん、他の写真投稿アプリ同様です。
若い人に使ってもらうには、UIもオシャレであったほうが利用してもらいやすいのかもしれません。
利用者が増加傾向にあり、若者に人気という理由から、企業のInstagram参入は増えています。
その為、広告出稿も増えるという好循環となっています。
ただ、Snapchatなどのライバルが台頭している事もあり、対抗措置をとりながら日々進化している模様です。
比較的新しい機能のストーリーは、写真や動画をひとつにまとめてアルバムのような扱いができる機能です。
時系列の写真を追加することで、まさにストーリーを他のユーザーに見せることができるのです。
近年はTik Tokもライバルとなっており、動画の仕様にも力を入れているなーと思います。
InstagramやTwitterでは、ハッシュタグ作文と呼ばれる。
意味不明のハッシュタグによる文章の投稿があります。
これは、拡散目的のハッシュタグではなく、 裏事情的なことを綴った#ハッシュタグをつけることで、 写真や本文トーンを少し落とす為に利用したり、私そこまでリア充でないですよアピールで使うなどの理由から広がっていたようです。
Tik Tok

Tik Tokは比較的新しいSNSサービスです。中国起業のバイトダンスが提供するサービスです。
短尺の動画を作成、投稿が出来ます。
アプリ内には、動画を加工するエフェクト、人をキレイに見せる為の効果などもあります。
また、BGMとして流行りの楽曲をつけることも出来、簡単に面白い動画が作れるのが人気に繋がっています。
2021年には、ニュースの提供を始めたりサービスを拡張しながらシェアを伸ばしている印象です。
10代、20代の若者に圧倒的に強いサービスに成長しており、日本、海外ともに若者中心のSNSサービスの印象です。
中国の企業が提供するサービスということで、米中の覇権争いもあり、アメリカでは一時配信停止になるのかなどの騒ぎにもなりました。
そんな騒ぎもありましたが、世界各国で確実にシェアを伸ばし、主要なSNSの一つになっています。
YouTubeは、Tik Tokに対抗する為にYouTube Shortsという短尺動画サービスを2021年始めています。
Snapchat

SnapChat(スナチャ)の特徴は投稿したデータが自動的に消えてしまうことです。
送信者があらかじめ設定した時間(1~10秒の間)だけ表示されます。
受信者したユーザーがメッセージを開くと設定された時間で自動的に投稿が削除されます。
これが、SNS疲れのユーザーにも受け入れ爆発的に伸びたようです。
もう一つの特徴が、写真や動画の加工を楽しくできる点です。
撮った写真をおもしろおかしく加工する為のフィルターやアイコンが多数あり、これらを使って友達同士でコミニケーションをすることが流行っています。
ほかのSNSサービスとは、異なりリアルで繋がる友達同士で、何気ない動画や写真を共有する利用者が多いようです。
海外では若者に大人気のサービスですが、日本ではこれからのサービスと思われます。 今後の戦略が気になりますね。
記事記載から5年経過しましたが、なかなか日本では、広がりを見せてないですね。アメリカではかなり人気のサービスなんですが、お国柄の違いでしょうか?
SNOW

SNOWとはスタンプやフィルターを使って、様々な動物やキャラクターになったり、プリクラのように写真を美加工ができるサービスです。
フィルターで顔を小さくできたり顔を交換したりすることが出来ます。
もちろん文字でコメントを入れることも可能です。
利用するには、LINEやFacebookなどのSNSでアカウントで登録する必要があります。
気をつける点として、友達情報などがSNOWにも共有されるので、繋がるつもりがない人とも繋がったりするケースがあります。
このあたりの注意点はLINEと一緒ですね。
SNOWは単体で使うというよりも、TwitterやLINE、Instagram上にアップして使うユーザーが多いようです。
女子大生などへの普及率はかなりのものらしいです。
よーし、おじさんもSNOWをはじめて女子大生と仲良くなるぞーと思う方も多いかと思いますが、 SNOWやSnapchatのユーザーインターフェイスは、起動するとカメラからはじまったり、 ボタンの説明表示があまりないので、使いこなすには、ハードルが高いかもしれません。
まー、使い方を教えてよ!
という手段で仲良くなる方法もあると思いますが、 明らかにターゲットは若いユーザーなので、自撮り変顔写真をおくる勇気がある方はチャレンジしてみて下さい!
さて、次は写真SNSではなく、社内SNSのご紹介です。
Slack

Slack(スラック)は、チャンネル(メンバー全体)、プライベートグループ(特定メンバー)、ダイレクトメッセージなどの機能を有したアメリカ発のコミニケーションツールです。
社内向けSNSツールなので、不特定多数のユーザーと繋がるサービスとは異なります。
スラック内のすべてのコンテンツは、一つの検索ボックスから検索できます。
こちらの検索はプランによって提供される機能が異なります。
iOSアプリ、Androidアプリもあるので、社外でもチェックすることが可能です。
また、Googleドキュメント、Dropbox、GitHub等など外部サービスと連携することが出来ます。
IT業界では、チャットワークかSlackかと言われるほど人気サービスです。
エンジニアが業務に励んでいると思ったら、チャットで会話して全く進んでいない・・・
そんなこともあるかもしれませんが、情報共有ツールとして優秀な社内SNSツールです。
無料から試せるので、会社の業務効率化で検討してみてはいかがでしょうか?

コメント