ホームページを自分で立ち上げたい!
ブログを独自ドメインで運営したい!
WEBサービスのプログラムを作成したい!
上記の内容を行う場合は、WEBサーバーやデータベース(DB)といわれるものが必要となります。
特にサーバー回りはサーバーエンジニアと言われる専門職があり、奥が深い内容もあります。
アマゾンのAWSってサービスを聞いたことがある方も多いと思います。
企業サイトはAmazonのAWSやマイクロソフトやGoogleのクラウドサーバーを利用されるケースが多いです。
企業サイトは、独自のサーバ設定を行いたいケースや多くのアクセスを裁く必要があったり、自分仕様の設定を行いたいケースが多い為です。
しかし、WEB初心者が、インターネット上にホームページを立ち上げたいというレベルであれば、レンタルサーバを使えば比較的簡単にサイト作成が可能です。
今回は、まずレンタルサーバー選びについて書きたいと思います。
Googleで『レンタルサーバー 比較』と検索を入力するとレンタルサーバーサービスについて比較したサイトが多くあります。
と言われても、何がなんだかわからないという方もおられると思います。
まずは、ホームページやブログサービスを個人で作りたいという場合のレンタルサーバーの選び方について記載したいと思います。
このレベルでサーバーを借りるなら、共用サーバーと呼ばれる、複数のサイトが一つのサーバーに入っているサービスがお手頃価格で利用可能です。
会社のサイトやWEBやサービスを作成するのではなく、まずは趣味のレベルからホームページサービスを立ち上げるのなら、比較的低コストのサーバーを選ぶべきだと思います。
アフィリエイト目的でホームページを立ち上げるにしても、広告収入が発生しサーバー代をペイするまでどれくらいの期間で達成できるかは不明です。
短期間でペイできれば良いですが、右も左もわからない状態からスタートするのであれば、まずは安く立ち上げるのが負担が少ないと思います。
なぜなら、初期からアクセスが多く、レンタルサーバーではパンクしてしまうということはなかなか発生しないと思うからです。
ただし、将来的なアクセスの増加も見越してサーバーを借りるという視点も大事だと思います。
どのレンタルサーバーのサービスを選ぶにしても、これからのサーバー選びをするなら、
SSLを安価で利用可能。WAFサービスの有無。も検討ポイントかと思います。

SSL(Secure Socket Layer)とは、インターネット上で通信する情報を暗号化して第三者が通信情報を傍受できないようにすることです。
常時SSL化について
2016年からの流れになるのですが、Google、AppleがSSL化を推奨しています。
また、ブラウザのFireFoxを運営するMozillaをはじめブラウザにもSSL化を推奨する流れとなってきています。
これは、インターネット犯罪が近年増加傾向で、個人情報入力などがないページでも、ユーザーのアカウント情報乗っ取りなどを防止することや、通信を暗号化することでセキュリティを強化する目的でSSLの利用が推奨されています。
WAF機能について

WAF(ワフ)とはWeb Application Firewallの略です。
Webサイト上で動くプログラムのぜい弱性(穴やプログラムのセキュリティ弱点・ミス、バグ等)を利用した攻撃に対して、Webサイトを保護するセキュリティ手段です。
Webサーバーにアクセスする前にWAFを設置して通信を解析・検査し、不正ログインなどの悪意ある攻撃からWebサイトを守ります。
お名前.com

月額 1430円(税込) 容量300GB Wordpress 利用可 WAF利用可 SSL 標準搭載~
ドメインとるならお名前.comで有名なサービスです。
レンタルサーバーも用意されており、現在プランは1本のようです。
お名前.comでドメインを取得して、一緒にサーバーも管理したいという方には便利なサービスだと思います。
2年、3年とまとめて契約すると、月額1000円を切って維持する事も可能です。
電話サポートが24時間365日も売りのようです。
個人的には、つながりにくくはありますが、サポートの方は丁寧で印象は良いです。
メールでの問い合わせも返信は1日程度でバックがありました。
転送量も多いので、PV数が多いサイトを目指すなら安心して使えると思います。
ここ数年でサービスが良くなっている印象です。
さくらサーバ

月額 524円 容量100GB Wordpress 利用可 WAF利用可 SSL無料
スタンダードプランが、月額524円から利用できるサービスです。
個人サイトを運営する場合こちらのプランを選ぶユーザーが多いです。
また、有料ですが、Web改ざん検知サービスも利用できるので、セキュリティ面を強化することができます。
さくらサーバは利用者もおおいので、設定で悩んだ場合、ネット検索すると参考になる記事は多いと思います。
ニュースサイトやテレビで紹介されるなど急激なアクセスアップ時に、リソースブースト機能でアクセス処理能力を数倍に向上させ対策するサービスもあります。
2022年2月以降サーバが新プランに変わっていきます。そこではスタンダード版は有料となっています。
ロリポップ!レンタルサーバー

月額 220円(ライトプラン) 容量160GB Wordpress 利用可 WAF利用可 SSL無料 転送量15TB/月
お名前.comと親会社は同じGMOが運営するサービスになります。
利用実績は200万サイト以上、170万人が利用!(当記事リライト記載時の公式サイトでの表記)
データベースを使わなければ、月額100円からサービスを利用できます。
WordPressが利用できるサーバはライトプランからになります。
安さを求めるならこちらのサービスが最適化と思います。
ハイスピードプランでも月額550円からということなので、価格にこだわるならロリポップがお勧めですね。
「ロリポップ!スタジオ」というホームページ作成ツール(有料)もあり、簡単にホームページをつくる為のツールも用意されています。
また、さくらサーバと同様に、同時アクセス数拡張機能を使うと、急なアクセス集中にも対処できる点は嬉しいですね。
ただし、「スタンダードプラン」「エンタープライズプラン」からの利用になります。
さくらサーバより、次の使用までの期間は短く、有効期間終了時から7日後となっています。
ちなみに、無料お試し期間は10日間あります。
XSERVER(エックスサーバー)

月額 990円(スタンダード 36ヶ月契約の場合) 容量300GB Wordpress 利用可 SSL無料利用可 転送量 転送量課金なし
アクセス数が多くなってくると、ページの表示速度や安定性が気にあるところです。
月間のPV数が非常に多いユーザーにも好評なサーバがエックスサーバーです。
サーバの基本機能は、他サーバと比較しても遜色がなく、またバックアップ機能や99.99%のサーバー稼働率などが好評な理由かと思います。
また、こちらのサーバは無料で独自SSLを利用できる為、常時SSL化を安価に行うことができる点も魅力です。
そんな頑強なエックスサーバーですが、それでもアクセスが集中すると落ちるケースもあるようです。
その場合は、アクセス制限を行う連絡がメールで届くようです。
WordPressも高速に表示できるエックスサーバー、かなりアクセスに耐えれるサーバーのようなので、アクセス数が気になりだしたら、移設を視野に入れてもいいのかもしれません。
参考:TV発 突然の大量検索流入!月1000円のエックスサーバーはどれだけ負荷に耐えたのか?
https://nelog.jp/mass-access-from-tv
エックスサーバーから新天地MixHostにサーバー移転した結果。アクセス規制解除不能の際には。
https://nelog.jp/mixhost-server-transfer
転送量課金はありませんが、制限は各プランによってあります。スタンダードプランでは、900GB/日となっております。
※データ転送量
ホームページを閲覧する為に、サーバ側から使用する端末に送られるデータ量のことです。ホームページを見るためには、htmlなどのテキストファイルや画像ファイルがありそれぞれデータの大きさがあります。大きな画像を利用していると、1回の転送量は大きくなります。
Mixhost

月額 979円(プレミアム 12ヶ月契約の場合) 容量350GB Wordpress 利用可 WAF利用可 SSL無料利用可 転送量 転送量24TB/月
比較的新しいサーバー会社ですが、積極的にサーバのスペックアップをされている会社です。
全てのプランでピュアSSD、LiteSpeed採用の高速サーバーを使われています。
ディスク容量も250GBからとなっており、十分かと思います。
スタンダードプランを契約するなら、コスト差がないので、プレミアムがお勧めになります。
ただし、申込は年間で申込みをする必要があります。
ただ、プラン変更は簡単にできるようなので、アクセス数の増加や処理速度をもっと早くしたいと思ってからプラン変更しても良いと思います。
常時SSLも使えますし、時間指定をする為のCronジョブ対応やWAFなども標準で利用可能です。
日本初のHTTP/2、さらにHTTP/3対応サーバの導入など高速化に力を入れています。
以下は、HTTP/2導入時のサイトに記載されていた内容です。
表示速度をより高速化する為に、mixhostでは日本で初めてLiteSpeed Webサーバーを採用しました。
LiteSpeed Webサーバーは、一般的に使用されるApacheと完全な互換性を持ち、Apacheよりも静的コンテンツは最大9倍高速、PHPは最大50%倍高速、SSLサイトは最大3倍高速な次世代のWebサーバーです。
Apacheよりも遥かに少ないリソースで動作する為、急なトラフィックの増加にも安定したWebサイトの表示をご提供できます。
次世代プロトコルのHTTP/2に完全対応し、SSLサイトをさらに高速化します。
新しいサーバ会社なので、まだインターネット上の情報は他のサーバーよりは少ないですが、ヘルプページも充実しており、素人でもサーバ契約を進めてサイト公開も可能かと思います。
で、結局どのサーバ会社が良いのか?
各社スタンダードプランで比較すると、それほど大きな違いはないのが現状だと思います。
比較的低予算で始めるなら、さくらサーバかロリポップが価格的に導入しやすいと思います。
当サイトは、Mixhostのサーバを使っています。
現在は、存在しない過去のプランですが、現状も問題なく利用できております。
安定性を求めるなら、老舗のXSERVER。
電話対応サポートが必要なら、お名前.comやロリポップがお勧めです。
WordPressでサイトを運用している場合、各社引越しサービスを用意したりしていますので、いざとなればサーバを変更することも可能です。
昔は、いろいろとサーバ会社で差がありましたが、改めて現在見ると、スペックの差はそれほどありません。
自分の求めるサービスに一番しっくり来る会社を選択してもらえればと思います。
ちなみにレンタルサーバ会社は、まだまだ他にもあります。


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